ロックンロールで覚える高校受験英語

中学英語・高校受験英語をロックンロールで何とかマスターするブログ

You can call me AL(第5文型 - SVOC & 許可の"can")

Paul Simonはロック史上最大の作曲家であり詩人である。もちろんサイモンとガーファンクルのギターを弾いている小さい方だ。この人は現在もバリバリ現役でさらに文字通りとんでもない音楽を作り続けているというもはやロック国宝に指定すべき人物である。異文化音楽がどうやら好きなようで昔からフォルクローレからカリプソ、アフリカからキューバなどの音楽を取り入れているが同時にテクノロジーへの目配りも怠らない新しいもの好きの男でもある! 

コール・ミー・アル

コール・ミー・アル

 

 さて"You can call me Al"だが「僕をアルと呼んでいいよ」という意味で直訳すると「君は僕をアルと呼べる(呼んでよい)」ということになる。
これはいわゆる第5文型というやつでS+V+O+Cだ。「meをALと〜する」ということで"me = AL"なのだ。

似たようなパターンとして…

Only you make me happy(Krystal Meyers - あんただけが私をハッピーにする)
Leave me alone(Michale Jackson - 僕を一人にさせてくれ)

なんてのがあるが探せばもっとたくさんあるであろう。とにかくこのタイプの文を作れる動詞はあまりないので意外と簡単なのだ。さらに応用編として…

Call it what you will(Utopia - 君の望むようにそれを呼べ -好きに呼んどけ)なんてのもあり、この場合Cにあたる"what you will"は"I know what I like"の回で出てきた関係代名詞になっている。合わせ技である。

ちなみに"You can call me AL"の"can"は「してもいいよ」という許可だ。まあ許可するから本来の"can"の「〜できる」という意味になるので同じといえば同じなのだが一応ね…。

会得!


You Can Call Me Al (Live) by Paul Simon


Utopia Call it What you Will live