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ロックンロールで覚える高校受験英語

中学英語・高校受験英語をロックンロールで何とかマスターするブログ

Fly Like An Eagle(前置詞/形容詞/副詞の"like" 〜のように)

Steve Miller Bandといえば元々はサンフランシスコのサイケデリックブルースバンドだったのだが後に大ヒット曲を連発するスーパーグループになった連中である。まったく何が起こるかわからないものだが初期の取り付く島もない音楽から徐々に地味だがキャッチーな曲を繰り出すようになり1973年末〜74年初頭にかけて遂に全米ナンバーワンヒットを飛ばす。面白いのはその後3年間沈黙するという点でそんなことでいいのかと普通思うがとにかくそこで発表したのがこの"Fly Like An Eagle"である。なんと全米2位の大ヒットとなる。ちなみにSteve Miller Bandは超大物で来日していないグループのひとつでもある。

  

Fly Like An Eagle

Fly Like An Eagle

 

 

"like"というと普通「〜がスキ♡」みたいな感じであるが"like"にはもうひとつの意味がある。「〜のように」というのがそれで文法的には形容詞とも副詞とも前置詞とも言えないものらしい。とにかくやたら使われるので覚えるべし。

Fly like an eagle(鷲のように飛べ)
ということだ。「ハエは鷲がスキ♡」とも訳せなくはなさそうだが"like"に"s"が付いていない("likes"ではない)ので分かろう。

他にもある。
Don't Do Me Like That(Tom Petty & The Heartbreakers - そんな風に僕にしないで)
Like a Rolling Stone(Bob Dylan - 転がる石のように)
はっきり言って数限りなくある。ということはやたら使われるということである。

"like"は「〜のように」である。会得!


Fly Like An Eagle Live by The Steve Miller Band at The Kodak Theater


Tom Petty- Dont Do Me Like That


Like a Rolling Stone - Bob Dylan

I was made to love her(受動態 + to不定詞副詞用法)

Stevie Wonderの1967年の大ヒット曲"I Was Made to Love Her"。Stevie Wonderは言うまでもなく史上最大のソウル/ポップ界の天才の一人でありもちろん現在も現役で日本のCMにも出ているくらいの人気者である。ヒット曲は数知れずライトなポップから前衛的なとんでもないものまで何でもかんでも作っちゃうものすごい人なのである。

I Was Made To Love Her

I Was Made To Love Her

 

さてこの"I was made to love her"であるが受動態である。意味は二つ考えられる。「僕は彼女を愛するために作られた」と「僕は彼女を愛することを強制された(使役動詞make)」であるが後者は何かラブソングとしてはおかしいので前者だということにしておこう。
元々は"◯◯ made me."という文が受動態になったので"I was made"になったのである。普通元の文の主語は受動態の後ろに"I was made by ◯◯"という風に付けるがまあ"by ◯◯"と言うくらいなら最初から◯◯を主語にしろよということになるのであまり"by ◯◯"が付いた受動態はお目にかかれないものでもある。余談はさておき受動態というのはこういうものである。
その後ろの"to love her"は「彼女を愛すために」というto不定詞の典型的なやつで副詞的用法と言われているがまあ固いことはいいので文章にto不定詞がくっついていたら楽に理解できるようにしておこう。
"◯◯ made me to love her."だと◯◯が「彼女を愛すために僕を作った」になるので注意じゃ。会得!

余談】受動態は英語では嫌われているようで(動作の主体がはっきりしないためか?)ロックンロールでもほとんど出てこない。珍しい例としては
I just wasn't made for these times - The Beach Boys(「僕はこの時代には合ってないな」〜みたいな意味であらうか)
があるくらいではないかのう。


I Was Made To Love Her (Live) by Stevie Wonder

 


The Beach Boys - I Just Wasn't Made For These Times

You can call me AL(第5文型 - SVOC & 許可の"can")

Paul Simonはロック史上最大の作曲家であり詩人である。もちろんサイモンとガーファンクルのギターを弾いている小さい方だ。この人は現在もバリバリ現役でさらに文字通りとんでもない音楽を作り続けているというもはやロック国宝に指定すべき人物である。異文化音楽がどうやら好きなようで昔からフォルクローレからカリプソ、アフリカからキューバなどの音楽を取り入れているが同時にテクノロジーへの目配りも怠らない新しいもの好きの男でもある! 

コール・ミー・アル

コール・ミー・アル

 

 さて"You can call me Al"だが「僕をアルと呼んでいいよ」という意味で直訳すると「君は僕をアルと呼べる(呼んでよい)」ということになる。
これはいわゆる第5文型というやつでS+V+O+Cだ。「meをALと〜する」ということで"me = AL"なのだ。

似たようなパターンとして…

Only you make me happy(Krystal Meyers - あんただけが私をハッピーにする)
Leave me alone(Michale Jackson - 僕を一人にさせてくれ)

なんてのがあるが探せばもっとたくさんあるであろう。とにかくこのタイプの文を作れる動詞はあまりないので意外と簡単なのだ。さらに応用編として…

Call it what you will(Utopia - 君の望むようにそれを呼べ -好きに呼んどけ)なんてのもあり、この場合Cにあたる"what you will"は"I know what I like"の回で出てきた関係代名詞になっている。合わせ技である。

ちなみに"You can call me AL"の"can"は「してもいいよ」という許可だ。まあ許可するから本来の"can"の「〜できる」という意味になるので同じといえば同じなのだが一応ね…。

会得!


You Can Call Me Al (Live) by Paul Simon


Utopia Call it What you Will live

Keep the fire burnin'(REO Speedwagon - keep + ing)

REO Speedwagonは80年代にヒット曲を連発した最高にかっこいいアメリカンロックバンドである。元々大学の仲間で作ったバンドで1967年に結成、現在まで活動をつづけているという現存する最古のバンドの一つになっている。とにかく爽快なロックンロールがかっこいいのだ。またパワーバラードもこれまたシミるのである。

キープ・ザ・ファイアー・バーニン

キープ・ザ・ファイアー・バーニン

 

 "Keep the fire burnin'."意味は「その炎を燃やし続けろ」である。"keep + ing(動名詞)"で「〜をしつづける」となる。勝手に燃えるのではなく燃やし続けるということなので自発的な話なのだのう。くどいようだが"burnin'" = "burning"だ。"keep"と動名詞の間に<〜するもの>が入っていることに注意だ。

とにかく"keep"が来たら必ず動名詞で意味は「〜しつづける」である。会得!

他にもある。

It keeps you runnin' それは君を走り続けさせる(Doobie Brothers)
I keep forgettin' 僕は忘れ続ける(Michael McDonald)


REO Speedwagon - Keep The Fire Burnin'


The Doobie Brothers - It Keeps You Runnin' (1977)


Michael McDonald with The Doobie Brothers - I Keep Forgettin' [Live 1982]

Stop draggin' my heart around(Stevie Nicks - Stop + 動名詞)

Stevie Nicksはロック界でもっとも美人だと思うのだがいかがか。そんな彼女はFleetwood Macのメンバーとして大ヒットを飛ばした後満を持してソロデビューし、この"Stop draggin' my heart around"はそのファーストアルバムに収録されていて全米で大ヒットしたのだ。この人は顔は可愛いが声がオバチャンでそのギャップがまたスゴい。Fleetwood Macは人間(男女)関係が複雑なグループでその人間模様もまた気になるところではあった。

Stop Draggin' My Heart Around

Stop Draggin' My Heart Around

 

 "Stop draggin' my heart around."は「私のハートを引きずりまわさないで」という意味で"Stop + 動名詞(動詞+ing)で「〜するのをやめる」というやつである。"drag around"が「引きずり回す」である。"draggin'"は"dragging"だ。

他にもある。

Can't stop dancin' (Captain & Tennille) ダンスをやめられない
Stop hurting people(Pete Townshend) 人を傷つけるのはやめろ
とにかく「何かするのをやめるとき」は"stop + 動名詞"なのである。会得!

 


Stevie Nicks & Tom Petty - Stop Draggin' My Heart Around


Captain & Tennille CAN'T STOP DANCING


Stop Hurting People

Captain & Tennilleの"Can't stop dancin'"はものすごいのう。実際のアルバムに入っているこの曲のドラムスはHal Blaineでこのテンポで壮絶な16ビートを展開しておる。パーカッションもスゲ〜。

 

Hard as a rock (前置詞as・比較級 + than)

AC/DCはオーストラリアから登場した史上最強のハードロックバンドである。知らない人はほぼほぼいないビッググループだ。何か嫌なことがあったりワケがわからなくなったら彼らのアルバムを聞くと復活できるという魔法のバンドだ。聞いているとこちらまでクールなやつになれるぞ! とにかく今後の人生のために"Back In Black"だけは買っておいた方がいい。

Hard as a Rock

Hard as a Rock

 

 歌詞としては"I'm hard as a rock."と歌われている。モチロン意味は「オレは岩のように硬い」である。「岩並」である。歌詞はさらに続き"Harder than a rock."に変わる。「岩よりも硬い」である。主語も"I"から"It"に変わるがこの"It"って何なんだ…。何が岩より硬いんだろうか。これ以上語ると危ないのでここまでにしておこう。

前置詞"as"は"like"とおんなじように使えるようだな。「〜のよう」ということだ。

Hard as a rock. 岩のように硬い

Harder than a rock. 岩よりも硬い(比較級 + than=◯◯よりも〜)

もし"as hard as a rock."だったら「岩と同じくらい硬い」になる。この場合の後ろの"as"は接続詞らしいがここではそんなことはどうでもいいだろう。なぜなら「それは岩よりも硬い」からである。若いっていいね! 会得!


AC/DC - Hard As A Rock

It's so easy(Buddy Holly - to不定詞 it〜to構文)

Buddy Hollyはロックンロール草創期に登場したロックンローラーで彼のコンボスタイルは後のロックバンドの編成に影響を与えたと考えられる。ポップな曲と驚くべきコード進行やメガネ、ストラトキャスターなどビジュアル的にも相当インパクトがあった。1956年にデビュー、1958年に飛行機事故で早逝と何から何まで伝説的な男。僕は彼のオリジナルよりもリンダ・ロンシュタットのカヴァーで小学六年のときに聞きなんていい曲なんだろうと洋楽に目覚めたのであった(1977年)!

It's So Easy

It's So Easy

 

 さてこの"It's so easy"であるが歌詞はこんな感じである。
It's so easy to fall in love♫

「そりゃ簡単だ・恋に落ちるのは」

という意味である。いわゆる受験英語が大好きな「it〜to構文」とかいうやつで教科書的に言うと"To fall in love is so easy."に変換できるというものだ。主語が長くなるので"it"にしているのだろうがこの"it"はとりあえずの主語だろう。「そりゃ」であらう。

この手の曲は数多あるのでいちいち取り上げないがこの曲の軽快な"It's so easy to fall in love♫"というサビを口ずさんでいればこの構文はもうOKである。会得!


Linda Ronstadt - "It's So Easy" (Official Music Video)